花粉症が舞う春を過ぎて、やっと過ごしやすい初夏がやってきたと思ったら、湿度が高くて
ジメジメする梅雨がやってきます。
ジメジメしてくると私たちの気分も天気同様に晴れやかにはなりません。
普段から肌が乾燥している人にとっては湿度の高い季節はありがたいのかもしれませんが‥
そうではない人にとってはベタつきが増えることで、メイクが崩れやすくなったり、
テカリやニキビといった肌トラブルに悩みやすい時期でもあります!
梅雨は意外にも寒暖差が激しい時期でもあるので、肌のコンディションが整いづらいことも!
今回は梅雨時期にいろいろと気をつけたいスキンケアのコツをご紹介したいと思います。
目次
梅雨に起こりがちな肌トラブルとは?
なんと梅雨時期の湿度は80%にほぼ近い状態!
人間が快適に思う湿度は55%~60%と言われているので、梅雨がとても過ごしにくい季節と
いうことがわかります。暑くてジメジメした日が二週間以上は続く梅雨。
暑くてジメジメしているだけで体調も気分も良くはなりませんよね。
梅雨時期は体調を崩す人も多く、肌の調子が悪くなり、肌トラブルに悩まされることが多々ある
みたいです。梅雨に起こりがちな肌トラブルにどんなものがあるのかいくつか見ていきましょう。
毛穴トラブル
女性の肌の悩みの上位にくるものが【毛穴問題】です。
ぱっくりと開いている毛穴・黒ずみ毛穴・頬のところに楕円形に開いている毛穴・皮脂が毛穴に
詰まって白くポツポツと目立っていたり‥など毛穴問題といっても1つだけではないので、
毛穴問題がいくつか被って悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
特に梅雨時期はジメジメと暑いので、汗もかきやすくなります。
肌のベタつきやテカリの原因は【皮脂】です。
この皮脂の分泌が過剰になってしまうと、ベタつきやテカリ、毛穴の詰まりといった肌トラブルを招く原因になってしまいます。皮脂量が多いということは毛穴に皮脂や角質が詰まってできる
白ニキビや皮脂が毛穴の中で酸化して黒くなってしまう黒ニキビなどの大人ニキビができやすい
ので日頃から清潔にして正しいケアをしてあげることが大切になってきます。
毛穴トラブルで悩んでいる人はインナードライといって、表面は皮脂膜で覆われているけど、
角質層は水分不足なことが考えられます!
ジメジメしたり、テカっているからと保湿を怠っていると肌の状態はますます悪くなっていって
しまいます。開いた毛穴を引き締める収れん化粧水などを使用するのもオススメですし、
美白コスメやリフトアップ効果の高いアイテムを使うのも良い対策です。
テカリ・ベタつき
上記でも記載しましたが、梅雨の湿度は80%を超えることも!
湿度が高いと、肌から汗が蒸発しにくくなるので肌の表面に汗が残ってしまう状態になってしまいます。肌の表面で汗と皮脂が混ざり合ってしまうので、テカリやベタつきといった不快な症状を
訴える人も少なくありません。
汗や皮脂が混ざって、テカリやベタつきが出てくると、いくら丁寧にメイクをしたとしても
崩れやすくなってしまいます。ファンデーションが浮いてきたり、よれたり、アイラインが
滲んできたり‥とメイク直しをしたとしてもまた同じ状態になってしまいます。
梅雨時期は色んな季節の中でも一番メイクをしにくい時期かもしれません。
過剰な皮脂や汗を抑えるための対策を取り入れることをオススメします。
テカリや毛穴トラブルも一番大事なのは毛穴の中を清潔にしておくこと!が一番大切です。
ニキビ
毛穴トラブルのところで少しだけ触れましたが、梅雨はニキビができやすい時期でもあります。
なぜなら皮脂が過剰に分泌されやすい時だから。皮脂が分泌されるだけで絶対にニキビができる
わけではありませんが、たくさん分泌されてしまった皮脂が排出されていれば問題はないのですが、肌のターンオーバーが正常に働いてない状態だと毛穴の上に古い角質が残ったままに
なります。そうすると毛穴の中で皮脂と古い角質が混ざり合うことで雑菌が繁殖しやすくなって
ニキビができてしまうのです。
ニキビができている人や、ニキビができやすいという人は肌のターンオーバーが狂っている可能性が高いでしょう。ニキビは角質ケアが重要になってきます。週に一回は自宅でできるピーリングや酵素洗顔などで古い角質を皮膚から剥がしてあげると、スキンケアアイテムに配合されている
栄養素が浸透しやすくなります。
うっかり日焼け
梅雨は晴れる日が少なく、日差しもないので日焼け対策を忘れてしまう人が少なくありません。
曇りや雨だからと日焼け対策を怠るのは絶対にNGです!
天候に関係なく紫外線は地上まで降り注いでいます。(降り注ぐ量に多少の差はありますが)
曇りの日でも紫外線は80%も私達のところへ降り注いでいて、梅雨時期にUV対策をサボって
いると、梅雨が終わる頃には肌がワントーン暗くなっている‥なんてこともおおいにありえるの
です。SPFが高い数値の日焼け止めを使う必要はないので、せめてSPFが20~30くらいのものを忘れずに使うようにしてください。
本格的な夏がやってくる前に、シミやシワ・くすみといった肌の悩みを増やさないよう
気をつけましょう!できれば真夏が来る前から日焼け止めと美白アイテムを使っていたほうが、
白くてキレイな肌をキープする効果が高くなります。
梅雨時期のベタつきに負けないスキンケア
ジメジメした梅雨の時期こそ毎日のスキンケアを大事にし、美肌になるような土台作りをしたい
ものです。梅雨のときに肌を労るスキンケアを怠ってしまうと、夏の高温・紫外線・乾燥などの
影響をさらに受けやすくなり、肌のコンディションが悪化してしまう可能性も‥?
そうならないようにキチンとしたスキンケアで肌にエネルギーをチャージしてあげましょう!
洗顔で肌を清潔に保つ
なんといっても【洗顔】で素肌や毛穴を清潔にすること!が大事なベースになってきます。
特にジメジメする梅雨はベタつきなどが気になって、一日に何度も洗顔したくなりますが、
それはちょっと危険です!洗顔は朝と晩の2回だけにしましょう。
洗浄力の強い洗顔料などは使用せずに、優しい固形石鹸や洗顔料を使用して洗うように
してください。週に1回、2回くらい酵素洗顔をしてあげると普段のスキンケアでは
落としきれなかった古い角質を落とすことができるのでオススメです。
正しい洗顔ができると、肌の状態もグッと良くなり、毛穴の開きや詰まりなども取れてきます。
洗顔の泡はできるだけきめ細かく泡立てるようにしましょう。そのほうがキレイに汚れを
取ってくれます。特にTゾーンは皮脂量も多くて、毛穴が目立ちやすい部分なので指の腹を使って
優しくクルクルと回しながら毛穴に詰まった汚れをかき出しましょう。
すすぎはしっかりと!が大事なポイントです。
ジメジメしても保湿はしっかりと
できるだけ洗顔後は間を空けずに【即!保湿】することがポイントです。
洗顔をしたあとは少なからず皮脂がない状態なので、肌が乾燥しやすい環境になっています。
特にインナードライの人は、肌の角質層の水分は少なく、肌を守ろうと皮脂の分泌が盛んになっているので、クレンジングや洗顔で汚れを落としたあとは素早い水分補給が大切!
たっぷりの化粧水を手のひらにとり、両手で顔を覆うようにして、化粧水を肌に浸透させて
いきましょう。インナードライの人は1回だけでは水分が足りないと思うので、肌がしっとりと
潤うまで化粧水を押し込んでください。
その後は水分が蒸発しないように、乳液・美容液などで蓋をして保護してあげましょう!
また化粧水のあとにパックをするのもオススメですよ!
(パックによって使い方は前後してくることがあります。)
くもりや雨が多い梅雨でもUV対策は必須
紫外線は一年中降り注いでいて、春先から夏にかけてどんどん紫外線の量は多くなっていきます。
曇りや雨の多い梅雨でも紫外線は多くわたしたちのもとへ降り注いでいます。
うっかり日焼けが多い時期も梅雨なんです。
夏が来る前に肌の色が暗くなっている‥なんていうことを経験したことがある人もいるのでは?
紫外線を浴びると肌が乾燥しやすくなったり、キレイな肌をキープするには絶対に必要な
ターンオーバーが乱れたりと、肌トラブルを増やしてしまう原因になってしまうことも
あるのです。
日中は日焼け止めをしっかりと塗って(室内にいても!)、外出しているときは2時間に1回の
塗り直しをするようにしてください。そうすることで日焼けを防ぐことができますよ。
高温多湿な梅雨だからこそ潤いケアを
湿度が高く、汗も蒸発しにくい梅雨。
ベタつきを感じる季節だからこそエアコンによる室内と室外の環境の変化が大きく、
肌のバリア機能が不安定になりやすい時期でもあります。
乾燥肌の人も、インナードライの人も、脂性肌の人も、肌の潤いをどれだけキープできるかが、
柔らかくて健やかな素肌へ整えることができるでしょう。
肌がベタつくからと、化粧水を選ぶときにさっぱりタイプを選ぶ人がいますが、できればしっとりタイプを選ぶようにしましょう。
他にも保湿成分が配合されている美容液などもオススメです。
最初は余計にベタつくのでは‥・と不安になるかもしれませんが、肌が乾燥してしまって過剰に
皮脂を分泌してしまうのを防ぐには、お肌の水分量をアップさせる方法が重要なんです。
潤いケアが梅雨には必須です!
まとめ
今回は、ジメジメベタつく梅雨に起こりやすい肌トラブルに対してのスキンケアのコツをいくつかご紹介してきました。もう梅雨入りしているところもありますが、雨が続くと気分も
落ち込みやすくなり、肌トラブルも起こりやすくなります。
そうなる前に普段行っているスキンケアの方法をもう一度見直すのも大事だと思います。
快適に夏を迎えるために!今から素肌ケアをがんばりましょう♪