分かりやすく解説!【インナードライ肌】ってよく聞くけどどんな肌のこと?

女性雑誌などで年中問わずスキンケアの特集として組まれやすいものが、【インナードライ肌】について。誰しも一度は見かけたり聞いたことがあるのではないでしょうか。
ドライという言葉がついているので肌の【乾燥】に関わっていることが分かると思います。
もしこの記事を読んでいる人で、しっかり洗顔しているのにお肌がテカったり、ニキビが頻繁に
できてしまう‥という場合はインナードライ肌の可能性があります!
女性の求める美しい肌からは程遠いところにいる可能性が‥
そしてインナードライ肌を改善しないとニキビやテカリ、開いた毛穴などの肌トラブルに
悩まされてしまいます。さっそくインナードライ肌について詳しく見ていきましょう。

インナードライってなに?インナードライ肌になってしまう原因とは

そもそもインナードライ肌とは?インナーとは内側という意味ですよね。
皮膚はテカって脂っぽいのに、肌のつっぱり感やゴワつき、ニキビなどの症状があるときは
【インナードライ肌】といっていいでしょう。別名【乾燥性脂性肌】とも呼ばれたりします。

インナードライ肌は日本人には多いと言われているのでそれほど珍しいものではありません。
お肌の内部に適度な水分が含まれていることで健やかでキレイな素肌を保つことができるのですが、何かの原因でお肌の水分量が少ないために、皮膚がこれ以上水分を蒸発させないように皮膚の表面に過剰に皮脂を分泌している状態がまさにインナードライなのです。

皮膚の表面は脂でテカテカしているから、乾燥していないと思いがちですが、皮膚の内部は
水分不足で乾燥しているので肌トラブルが起きやすい環境になっています。

肌のテカリが気になるからと普段から油取り紙で皮脂を取っていたり、強い洗顔料を使って
よく洗っていたり‥という場合は皮脂を余計に分泌させてしまう原因になっていたり、肌の乾燥をひどくしてしまう行為なのです。
そして皮脂がたくさん出ると毛穴に皮脂が詰まりやすくなるのでニキビや肌荒れといった
肌トラブルが起きやすくなってしまうのです。大人ニキビの原因の1つと言われています。
表面がテカっていると自分の肌のことを脂性肌(オイリー肌)と勘違いしてしまって、
インナードライだということに気づいていない可能性もあります。

本当はインナードライなのに脂性肌ケアをしていても肌を改善することはできないのです。
自分の肌が脂性肌なのかインナードライ肌なのかチェックしてみましょう!

あなたは大丈夫?インナードライ肌が簡単チェック!

自分がインナードライ肌なのか気になりますよね。
自分の肌がインナードライ肌なのかをチェックできる方法があるのでいくつ当てはまるか
数えてみてください。

□洗顔を一日に2回~3回している
□洗顔をしたあとお肌がつっぱる。その後皮脂でベタつく
□頬は乾燥しているのでTゾーンはテカっている
□洗顔後、化粧水を肌にのせるとすぐに浸透していく。結果潤わない
□ベタつきやテカリが気になるからスキンケアは化粧水だけにしている
□クレンジングはオイルタイプを使っている
□食生活は偏りがち
□ストレスに敏感
□ファンデーションがすぐによれたり、浮いてくる

さて。いくつ当てはまりましたか?
4つ以上当てはまったらインナードライの可能性がかなり高くなります。
ズバリ間違ったスキンケアをしてしまっている状態になります。
本当はインナードライなのに脂性肌と勘違いして、脂性肌向けのお手入れをしてしまっていると
肌の状態は良くなることはありません。
本当は乾燥肌なのに、乾燥を助長してしまうようなケアをしてしまっていることにまず気づくことが大事です。でないとどんどん肌環境は悪くなっていってしまいます。

インナードライ肌というのは表面は皮脂膜で覆われていますが、内部は乾燥している状態。
過剰に分泌されている皮脂を抑えるには、肌内部にある角質層の水分不足を解消してあげることが大切になってきます。本格的にお肌のチェックをしたい人はデパートなどのコスメカウンターなどに行くとお肌専門の機械で水分量や乾燥度合い、肌のキメの状態など細かく分かるので
一度診てもらうこともオススメします。

肌から皮脂は出るけれど肌のバリア機能が弱いのがインナードライ肌の特徴です。
インナードライ肌の悩みを改善・解消するには、肌のバリア機能を補いつつ油分控えめのケアが
大事になってきます。

インナードライ肌を改善するための方法とは?

外は脂っぽくて、内側はカサカサ…いつまでも若々しく美しくいたい女性としてはとても嫌な感じがします。外側も内側もプルプルと潤うようにしたいですよね。
インナードライ肌を改善するための方法をこれからいくつかお伝えしたいと思います。

クレンジングをオイルタイプからミルクタイプに変える

クレンジングオイルはとても洗浄力が高く、皮膚に負担をかけやすいアイテムになります。
よっぽど濃いメイクの日じゃないかぎりは、ミルクタイプに変えることをオススメします。
オイルタイプは脂を落としすぎてしまうので、皮脂を落としすぎないミルクタイプにすることで
適度に皮脂を残すことができます。

また、洗うときはゴシゴシと力強くするのはNGです。
洗い流すときはお湯ではなくぬるま湯で洗うようにしてください。
顔の皮膚はカラダの皮膚に比べてデリケートなので、優しくお手入れをしてあげましょう。

しっかりと保湿をする

何度もお伝えしてきたようにインナードライ肌は角質層の水分が不足しているため、皮脂が過剰に分泌されてしまっている状態になっています。
そこで取り入れてほしい対策は【保湿】を意識したスキンケアになります。
特にオススメはセラミドやヒアルロン酸が配合されていて、保湿効果の高いスキンケアアイテムを使うこと。肌には元々乾燥やほこりから肌トラブルを引き起こす刺激から肌を守る働きが
あります。それを【バリア機能】といいます。

セラミドは肌のバリア機能を正常にしてくれたり、蒸発しやすい水分を肌の内部に閉じ込めて
くれる作用があります。セラミドは細胞と細胞の間に水分を抱え込む役割があり、実は肌の
保湿機能の80%はセラミドの働きによるものと言われています。
セラミドで満たされた肌は、外部刺激から肌を守るバリア機能の働きが高く、肌を健やかでキレイにしてくれる効果があります。

ヒアルロン酸は水分を保持する働きがあります。
40代半ばをすぎるとヒアルロン酸を生成する力は赤ちゃんの半分になってしまうといわれて、
加齢とともにシミ・シワ・たるみなどの症状を体感しやすくなってきます。

ヒアルロン酸1グラムで6リットルも水分を保持できるので、肌のハリや弾力と大きな関わりが
あります。ヒアルロン酸は細胞と細胞の間に入りクッションのように水分を抱えてくれる働きが
あるので、肌の弾力の土台とも言えます。
ヒアルロン酸もセラミドと同様に加齢とともに減っていってしまうので、カラダの内側と外側から補ってあげることがインナードライ肌に限らず、美しい肌を保つためには必要不可欠な対策に
なります。

紫外線対策は絶対!

日焼け止めを塗るとベタついたり、テカリやすいからといってUV対策を怠るのは絶対にNGです。
紫外線対策はアンチエイジングの基本ともいえる大切なスキンケアです。
アンチエイジングの基本ということは、インナードライ肌の改善にも繋がります。
紫外線というのは肌に与える影響は悪いことのほうが圧倒的に多く、肌老化のほとんどは紫外線が原因と言われています。

肌が紫外線に当たり続けると皮膚のハリや弾力を保つ働きのあるコラーゲンやエラスチンなどが
減少していきます。コラーゲンやエラスチン減ってしまうと肌のハリや弾力を保てたくなるということは皮膚の内部にある潤い(水分)も蒸発してしまうのです。
肌が乾燥してしまうと肌のバリア機能が低下して外部刺激に弱くなり、肌荒れを引き起こしやすくなってしまいます。肌が乾燥すると肌を守ろうと皮脂が多く分泌されるので、インナードライ肌
へと肌の状態が悪化してしまいます。
インナードライ肌を改善・解消するためには紫外線対策は絶対に欠かせない大切な対策なのです。

オススメの日焼け止めの選び方は
テカテカしているインナードライ肌はUVミルク‥さらりと肌にフィットしてくれるタイプ
カサカサしているインナードライ肌はUVミルククリーム‥潤いを守ってくれるタイプ

自分の肌がカサカサタイプなのか、テカテカタイプなのかを見極めたうえで日焼け止めをチョイスするのもインナードライ肌を改善するコツの1つです。

肌にハリがほしい!インナードライ肌のテカテカ&カサカサもビタミンC!

インナードライ肌はお肌の角質層の水分量を上げることで改善することができます。
そこで大切になってくるのが【洗顔後の保湿】
肌の保湿力を高い状態にしてあげることが大事!というのはもう理解できていると思います。
上記でお伝えしたように肌の水分を抱えこんだり、キープしてくれる化粧水や美容液を使用し、
しっかりと保湿することを意識することができたら、ビタミンCを肌に浸透させることもオススメのお手入れになります。

ビタミンCは皮脂の分泌を抑えてくれる効果もあり、シミやくすみの原因であるメラニンの生成を抑制してくれたり、毛穴を引き締めてくれる効果もあります。
特にビタミンCは内服することもできるので、皮膚科などにいってビタミンCを処方してもらい、内側と外側からお肌のケアをすることでインナードライを改善してくれるとても有効なケア
なのです。

特にこれからの季節にはビタミンCは夏の暑さや紫外線で疲れ気味の肌にはもってこいの栄養素
です。ビタミンCで皮脂を抑えたり毛穴を引き締めて、シミやくすみを予防・改善することで
インナードライ肌から健やかで美しい肌へ導いてあげましょう。

まとめ

インナードライ肌について簡単にまとめてみましたがいかがでしたか?
肌がテカっていたりベタついてるから脂性肌‥というわけではないみたいですね!
自分の肌質にあったスキンケアを取り入れないと、キレイな肌をキープすることが難しくなって
きます!インナードライ肌を改善して、お肌に必要なキレイをチャージをしてあげましょう!