女性の大敵【冷え】放って置くと危険!冷えを取って健康美人になろう

万病の元と言われているものが「冷え」。
特に女性は冷えの症状に多くの人が悩まされています。
冬は外気温の影響もあって、手や足がひんやり。
暑い夏は冷たい飲み物を飲んだり、エアコンの冷たい冷気に当たることが多くなり、
体内は冷えている状態に!
冷えは万病の元と言われるように放っておくとカラダにさまざまな不調が見え始めてきます。
今回は女性が冷えやすい原因と、不健康の元である冷えを取る対策などを簡潔にまとめて
みました!

どうして女性は冷えやすいの?

自分は冷え性だと感じている・または悩んでいる女性は約70%ほどいると言われています。
寒い冬ならカラダが冷えてしまうのは理解できますが、暑い夏でもカラダが冷えて困っていると
いう女性がたくさんいるようです。
ということは季節関係なく【冷え】で悩んでいる人が多いということ!
男性にくらべて女性が冷えやすい背景には、一体どんな理由があるのでしょうか?

筋肉量が少ない

男性に比べて女性は圧倒的に筋肉量が少なく、脂肪が多いという特徴があります。
筋肉量が少ないということは、その分脂肪を燃料する機会が少なくなります。
実は筋肉というのはカラダを動かす役目だけでなく、カラダの熱を生み出す役割も担っています。
ということは筋肉量が少ないと、熱を生み出す量が少なくなってしまうので、カラダを温めると
いうよりも、冷えやすく体質になってしまうのです。

ちなみに体重に対する筋肉量は男性で40%位ですが、女性は約35%ほどと言われています。
特に女性は食事制限や何とかダイエットといったような危険なダイエットをしてしまうと、脂肪が落ちずに筋肉だけが落ちていく間違った方法を取り入れている人が多いのも事実。
体重の数字だけに囚われたダイエットは美容だけでなく健康も害してしまうので、
気をつけましょう。

ホルモンバランス・自律神経の乱れ

女性の人生はホルモンバランスがカギを握っていると言ってもいいくらい大事なもの。
ホルモンバランスは生理や排卵などのタイミングに合わせて一ヶ月の間に波のようなリズムで変化しています。女性ホルモンは女性のココロとカラダをコントロールしています。
また手足の先にある毛細血管を広げて血流が渡りやすいようにしてくれる作用もあります。

なのでホルモンバランスが乱れると、血行不良・婦人機能の低下・生理不順といったトラブルを
招いてしまうことも!

そしてホルモンバランスは自律神経の働きにも影響を与えます。
ストレスなどを溜めていたり、敏感に感じ取りやすい人、不規則な生活をしている人は自律神経のバランスが崩れやすく、全身を巡るはずの血流が滞りやすくなり、血行が悪くなります。
血液が隅々まで巡らないということは、手や足先まで栄養が巡らなくなるので【冷え】を
引き起こしてしまう原因になってしまうのです。

実はホルモンバランスは自律神経と一緒で大脳の視床下部でコントロールされています。
ホルモンバランス=自律神経には密接な関係があり、どちらか一方のバランスが崩れてしまうと、もう片方も乱れる理由に繋げてしまいます。
自律神経はストレスを感じると交感神経が優位になるので自律神経のバランスが崩れてしまい心身の不調を引き起こしやすくなり自律神経が乱れてしまう原因になります。
カラダの消化器官の活動をコントロールしているので、自律神経が乱れてしまうと内臓の働きに
不調が見え始め、血行不良を招いてしまい、冷えを感じやすくなります。

冷えを放っておくとどんな影響があるの?

冷え性で悩んでいる人はとても辛いと思います。冷えは今すぐにでも改善して、カラダを温める
ような習慣・対策を取り入れないと、病気を引き起こす原因にもなりうるのです!
まずは冷えを放っておいたらどんな影響があるのかを知りましょう。

顔色が悪くなる

冷えは血行不良によって引き起こりやすくなります。
手足が冷えている人はメイクでごまかしていても顔色が悪くなっていることありませんか?
顔色が悪く見えたり、くすんでいるのは血行不良が原因。
肌の表面を流れる毛細血管の中に酸素が少ない状態になっていて、キレイな血の色をしていない
ことが考えられます。冷えは疲れが蓄積していたり、睡眠不足、運動不足などが原因でも
引き起こるので、顔色が悪いからと、メイクで隠すまえにカラダの血行が良い状態なのかどうかを見極めることが大事です。
冷え性だと肌のコンディションが悪くなるばかりなので、さらにシミやシワを目立たせることに
なります。外見や身体にも悪影響なことから【冷え】は老化を進めてしまいます。
まさに冷えは【健康と美容の大敵】なのです。

病気リスクが高まる

実は冷えという症状は西洋医学では無視されますが、東洋医学では万病も元、未病の1つとして
考えられているので、たかが冷えているだけだと油断をするのは禁物です。
また、人間の正常な細胞がよく活発に働いてくれる体温というものがあります。
それが36,5℃~37℃と言われています。
冷えを感じている人は低体温の場合が多く、冷えをカラダの中で抱えている人は代謝機能が低下
しているためか、体調不良・太りやすい・すぐに風邪をひきやくかったりします。
カラダが冷えていると、免疫力も低く、さまざまな感染症にかかりやすく、今や二人に一人は
かかると言われているガン細胞の増殖を抑えることができなくなるので、【冷え】はガン細胞が
喜ぶ体内環境だといえるでしょう。
体温が35℃台だとガン細胞の働きが活発になると言われているので、冷えを長く患っていると
低体温になりがちなので要注意です!

女性は膀胱炎になりやすくなる

膀胱内に細菌が侵入して炎症を起こすのが膀胱炎ですが、細菌が侵入しなくても膀胱炎になるときがあります。それが【冷え】が原因のとき。
カラダが冷えてしまうと水分代謝が下がり、排尿がスムーズにいかなくなることが原因で膀胱炎になることがあります。冷えが原因で引き起こる膀胱炎は圧倒的に女性が多く、冷えが改善されないと何度も繰り返してしまう‥ということもあるので、冷えを改善してカラダを温めることを意識
しましょう。

※心配なときは医療機関で医師の診察を受けるようにしてください。

冷えを治して健康的にキレイになろう!

生活に運動を取り入れて筋肉をつける

冷えの原因は熱を生み出す筋肉量が少ない・血液を隅々まで運べないこと。
筋肉は血液を巡らせるポンプの役割も果たしているので、筋肉量が少ない状態だと血行不良・
太りやすくなる・筋肉の疲れを癒やすことができないといった症状が表れやすくなります。
女性の中には、「女性が筋トレや運動をすると男性のような筋肉の付き方をするのでは?」と不安に思っている人もいるかと思います。

ですが女性は女性ホルモンの影響もあり、男性のように筋トレや運動をしても筋肉隆々になることはないので安心してください。せめて週に1回~2回は筋肉をつけるようなトレーニングを行い、合間にウォーキングなどを取り入れると冷えの改善をすることができます。
運動を続けるとカラダの代謝がアップし、自律神経のバランスも取れてくるので、筋肉のコリを
ほぐしたり、メンタルにも嬉しい効果が出てきます。

入浴をしてカラダを直に温める

ついついお風呂に入るのがめんどくさくて、手軽に夜はシャワーで済ませてしまいがちでは
ないですか?シャワーは汗や汚れを落とすことはできても、冷えているカラダを温める効果は
少ないのです。それにシャワーが多い人の体温は、入浴をする人にくらべて低く、冷えで
悩みがち。体温が低いと、外敵であるウイルスから身を守る免疫力が下がってしまうので風邪を
ひきやすくなったり、脂肪を燃焼しづらくなるので太りやすくなってしまうのです。

ということは老化を進めてしまうことになります。
オススメの入浴ポイントは入浴するときに酒や塩を入れると身体をより一層温めてくれるので
冷え症がひどい人や、内臓の働きを良くしたい人にはオススメです。

毎日入浴することが難しいなら、せめて週の半分は入浴して身体を温めてあげましょう。
できれば最低でも15分は入浴してください。
身体を芯から温めるプチポイントとして、腹式呼吸をしながら入浴すると外側からと内側から内臓と血液の巡りを促進してくれます。腹式呼吸と入浴でリラックスモードである副交感神経に
スイッチを切り替えるのでストレス解消や気分転換にも繋がるので心身ともにリフレッシュ効果を期待することができます。
できれば半身浴ではなく、肩までお湯につかるようにして、血行促進を促してあげましょう。
そうすると冷えからくる肩コリ・首コリを改善してくれる効果もあります。

栄養バランスの良い食事

カラダの土台を作っているのは食事です。普段からカラダが冷えるような食事を多く食べていると内臓から冷えてしまう原因に。
カラダを冷やしてしまう代表的な食事の例を挙げると、

・カラダを冷やす作用のある夏野菜
・生野菜
・カフェイン
・冷たい飲み物
・甘い物

などがあります。
夏に多く食べられるものはカラダを冷やす作用があるので、一年中食べていたら冷え性になって
しまいます。カラダを温める食べ物を普段から意識しようと思ったら、サラダではなく
温野菜にする・冷たい飲み物ではなく常温にするなど少しの工夫でカラダを温めることが
できます。特にショウガはジンゲロールという成分を多く含んでいるのでカラダを温めて血流を
促進してくれる効果があります。その他にもたくさん冷えを治す対策はあります。

温度調節をしやすい服を着る。タンパク質を十分に食べる。朝は白湯を最初に飲む。など。

冷えを放置していても良いことは1つもありません。

健康にも美容にも。
冷えを抱えている人と、ポカポカと温まっている人では見た目年齢が大きく違ってきます。
年齢を重ねてもキレイな人は、体温も36,5℃をキープできているので、内臓も肌もキレイな
はずです。冷えていることに気づいたら、冷えてしまう習慣から今すぐに離れましょう!