アーユルヴェーダでスッキリデトックス。今すぐにできる13の習慣

みなさんは「アーユルヴェーダ」というものをご存知でしょうか。
アーユルヴェーダとはインドに古くから伝わる伝統医学とも言われていて、別名「生命の科学」「寿命の科学」とも言われるくらいとても優秀なものなんです。

まさに予防医学という点では参考にしたいものです。
ダイエットや美容などで人気のあるヨガも欧米などではアーユルヴェーダの1つとして
考えられています。

アーユルヴェーダは自分の心と体の状態を個人差によって違うこと、または時間帯によって
変わってくることを説いてくれています。
今回はアーユルヴェーダを比較的簡単に説明し、その中から体内から美しくデトックスする方法をご紹介したいと思います。

アーユルヴェーダとは?

上記でも簡単に書いてはいますがアーユルベーダとは私たちが生きていくうえで大切な知恵と
なってくれるインドに伝わる伝統医学です。

アーユルベーダとはサンスクリット語のアーユス(生命)とヴェーダ(科学)を組み合わせた造語になります。
とてもヨガともつながりが深いので心とからだを整えてくれることに役立ってくれ、心と体の開放とより自然な状態へと導いてくれるので人間に備わっている自然治癒力を高めてくれる
されています。

普段から美意識が高く食生活や生活リズムを規則正しくしている人は体調が悪くても比較的回復が速い傾向が見られますが、そうではない人は排出すべきだった毒素が体内に残っていて体調の変化に鈍さが目立ち始めます。
そんなときこそアーユルヴェーダ的な生活を取り入れて体内に溜まりがちな毒素をデトックスして体の内側から美しくなりましょう。

アーユルヴェーダ的に過ごすデトックスを促してくれる一日の流れがあります。
それらを取り入れることで美しくデトックスできる効果があります。

例えとしてあげるのならコップの中に汚れた水が入っていてコップの中に入っている汚れた水を
外に出すには上からキレイな水を注ぐか、すべてを外に排出して新たな水を注ぐしかありません。
本来のアーユルヴェーダはとても奥が深く一回学んだだけでは全てを理解するのは難しいですが、私たちの生活に取り入れやすく簡単にできるものをまとめてみたので参考にしてみてください。
人々の健康を守り、病気から身を自然治癒力によって癒やし、健康的に長生きできるように説いたインドの伝統医学の魅力をシンプルにしてみました。

アーユルヴェーダ的な朝の過ごし方

日の出前に起床する

数年前から「朝ヨガ」というものが流行っていますが、朝ヨガは本来は日の出前に起床し、朝日を浴びながら深呼吸と瞑想をするのです。
これも季節によって時間帯が変わってきます。
夏場は朝の5時から5時半など。冬場は日の出が遅くなるのでその分起床時間も遅くなります。
早起きをする習慣をつけることで体の調子だけでなく心の調子も上向きになることは容易に想像
つきます。
朝は余裕を持って起きることが体内のデトックスモードに火をつけることに繋がります。

起きるときはいきなり起き上がらずに深呼吸をする

朝起きたときにガバっと起きるのはあまり良くありません。
目覚めたらすぐに動き出さずにベッドの中で数回深呼吸をしましょう。
温かいベッドの中で軽く手足を動かしたりして体と脳に「起きますよ」という信号を
送ってあげましょう。
急に起き上がってしまうと血圧や脈拍に悪影響が考えられるので余裕をもってゆっくりと
起きるようにしましょう。

朝一番は舌磨き白湯を飲む

朝起きてすぐに水分を摂取する人は多いと思いますが、朝起きて一番にうがいや舌を磨く人は
少ないと思います。
朝はアーユルヴェーダ的にはデトックスに一番効果的な時間帯とされています。
朝起きたときに舌を見てみましょう。
舌についている汚れを「舌苔」と言いますがこれは体内の汚れや老廃物が表面に出てきていると
されています。朝起きたての口内環境はとても細菌が多い状態なのでされらを一旦リセットする
ためにも起床後はうがいと舌磨きをしましょう。

それから白湯をコップ1杯飲むようにすると体の芯から温まり、腸の蠕動運動も活性化するので
デトックスされやすくなります。白湯を飲む時は焦らずにゆっくりと飲みましょう。

白湯にレモンを少量絞るとデトックス効果倍増です♪
これらのことを終えたあとに朝食を食べるようにしましょう。
胃腸に負担の少ない消化の良いものを食べるようにしましょう。

アーユルヴェーダ的な昼間の過ごし方

出勤前や満員電車に乗る前は深呼吸

出勤前や満員電車に乗るとなんだか気分が落ちることはありませんか?
そんなときは無意識のうちに呼吸が浅くなっている可能性があります。
呼吸が浅くなると背中が自然と内側に曲がり猫背になり、酸素が奥深くまで届きにくくなるので
手足が冷えたり、気分もふさぎがちになるので、意識して深呼吸をするようにしましょう。
そうすると脳が酸欠状態にならなくなるので余裕を持つことができるようになります。
呼吸は私たちの心や体、頭に気づかないうちに溜まってしまった余計なノイズを取り除いて
くれます。

深呼吸のコツとしては息を鼻から吸い込むときに、鎖骨が膨らみ⇒胸がふくらみ⇒お腹が膨らむ。といった三段式呼吸がオススメです。
吐き出すときは順番を逆にするように意識しながら行うとGOODです。
これらを5回行いましょう。

昼食はしっかりと食べましょう

昼間の10時~14時までは新陳代謝が上がって消化力が高まる時間帯なので昼食はしっかりと
食べるようにしましょう。
昼食としてオススメのものは熱を通した温かいものが良いでしょう。
あとは適度にスパイスなどが効いているものが良いとされています。
(鍋料理やシチュー、ショウガやシナモン、コショウなど)
できるだけ時間をかけてリラックスしてゆっくりと食べるようにしましょう。

体を冷やしてしまう生野菜はなるべく避けましょう。(ナスやトマトなどの夏野菜)
※これらも3つのドーシャ(体質)によって合う食べ物と合わない食べ物があるので参考程度に
お願いいたします。

仕事の合間にできるヨガを取り入れよう

ずっと仕事を同じ体勢などで行っていると筋肉や骨が凝り固まってきて疲労を感じやすく
なります。
ヨガをしている人は自然とアーユルヴェーダを取り入れている人が多く、アーユルヴェーダを
取り入れている人はヨガをしている人が多いくらいこの2つは密接な関係にあります。
アーユルヴェーダとヨガの2つを体得することが心とからだの健康や幸せに繋がると
されています。

椅子に座ったままで大丈夫なので深呼吸、瞑想、それから首を上に上げて首周りのストレッチを
行いましょう。呼吸はとても大切なので時間を見つけては深呼吸をしてからだの隅々に酸素が行き渡るようにしましょう。

椅子に座ったままできるヨガ

①椅子に座ったままで腕を頭の上で組んで腕の内側が外側にくるようにしながらまっすぐに
伸ばしていきます。

組んだ手を頭の後ろに移動させて右側に軽く倒していきます。
左側がストレッチされている状態になります。

③数回深呼吸をしたら、反対側を同様にストレッチしていきましょう。

おやつの時間はハーブティーを

おやつの時間になってくると小腹が空いてくると思います。
そんなときはスナック菓子などではなくノンカフェインのハーブティーなどがオススメです。
リラックス効果が高いのでその後の仕事にも影響が少ないです。
14時以降はカフェインは摂らないほうが睡眠の邪魔をしない。とされているのでカフェイン飲料はできるだけ避けるようにしましょう。
特にカフェインに敏感な人はハーブティーがいいです。
どうしてもお菓子が食べたいときは手作りの添加物などが入っていないオーガニックなものに
しましょう。

アーユルヴェーダ的な夜の過ごし方

夕食は早めに少量食べましょう

昼間は太陽を浴びる時間帯なので活発に活動し体内の消化や代謝の時間になります。
アーユルヴェーダでは昼間に食べる食事が最も大切としているのでしっかりと食べましょう。
いう考えです。

夜は昼間とは違い精神に重きをおく時間帯です。
できるだけゆっくりと過ごすことが大切とされていて、夜はなるべく消化器官に負担をかけない
ようにすることが大切なポイントになってきます。

ホルモンの調整なども行うので早めに夕食を食べて早めに眠ることが美容と消化に良いです。
理想は遅くても19時までに軽めに夕食を済ませて、少し休憩をし15分ほど散歩をするのが
オススメです。
夕食と朝食の間の時間を空けることが働き詰めな内臓を休めせてリセットし、体内の毒素を排出
するデトックスを促してあげることに繋がります。

かならず入浴をする

体内からキレイになりたいのならアーユルヴェーダ的にいえば入浴を活用しない手はありません。
特に夜はリラックスモードを意識してほしいのでゆっくりと半身浴がオススメです。
胸は湯船から出して首や背中をお湯につけておくと疲れがとれやすいでしょう。
最低でも15分は入浴するようにすると効果的です。
リラックスモードを高めるコツとしてアロマオイルを数滴バスタブに入れるのも有効な手段です。入浴をしながら深呼吸を繰り返すようにするとさらに心とからだが癒やされてその後もすんなりと眠りにつけるようになるでしょう。オススメのアロマオイルはリラックス効果の高いラベンダーやネロリ、オレンジなど。その時の気分によって変えるのも良いです。

アーユルヴェーダを取り入れている人の中には、朝は血行を促して目覚めをよくするために朝に
温冷浴
を行っている上級者もいます。熱いお湯と冷たい水を交互に入る方法です。
これを行うことにより乱れがちな自律神経を整えて引きずっていた眠気をシャキッとさせることができます。
熱いお湯と冷たい水の刺激により全身の血行が良くなるので冷えにも効果があるとされています。
水にかかるときは股関節から下にシャワーで水を当てるようにしましょう。
これは慣れてない人には少々根気がいるものなので、初<心者の人は無理をしないように
してください。

心を鎮める瞑想とヨガをする

軽めの食事を食べて、15分ほど散歩をして、ゆっくりと入浴タイムを楽しんだあとは夜に最適なヨガを行いましょう。
昼間の時間に酷使した体の筋肉や神経、骨などをほぐしてあげて血行を良くしましょう。
夜にオススメのヨガをいくつかご紹介します。

うさぎのポーズ

①まず正座の状態になります。
ゆっくりと息を吐いていきます。

ゆっくりと息を吐きながら上体を内側に丸めていきましょう。
頭のてっぺんを床につけるようにして両手は両足のかかとをもつようにします。

③首や背中、腰が伸びているのを感じましょう。
そのままの状態で深呼吸を行いましょう。
息を吸う時は鼻から吸って、吐くときは口から細く長く吐くようにしましょう。

うさぎのポーズの内容についてはこちら↓↓

「うさぎのポーズ」の効果とポーズ方法やり方│ヨガポーズ

2018年7月31日

肩立ちのポーズ

①両足を伸ばして両手を腰に添えて、息を吸いながら両足を上に持ち上げましょう。

②肩から脚のつま先を天井に向けてまっすぐに伸ばします。
そのままの状態で約30秒キープします。
数回深呼吸をします。

③元の状態に戻っていくときは膝を軽く曲げて、背中を丸めながら戻っていきましょう。

肩立ちのポーズの内容についてはこちら↓↓

「肩立ちのポーズ」の効果とポーズ方法やり方│ヨガポーズ

2018年7月31日

アーユルヴェーダを身近なものにしよう!

アーユルヴェーダの基本は体のなかに溜まった毒素の浄化作用(デトックス)と人間の体に
もともと備わっている自然治癒力を高めることにあります。

体調が悪い‥と感じたときにすぐに薬やサプリなどに頼るのではなく、自分で自分の体のケアを
してあげて体を大切にしてあげましょう。ということなんです。

知らないうちに私たちの体内には色々な毒素が蓄積しています。
環境汚染、不健康な食生活、体内の毒素の排出ができていない、ストレスなど様々な要因により
人間の体は色々な影響を受けています。
これらのことを普段からできる範囲でデトックスし、体内をキレイにリセットすることが健康的な生活を送ることに繋がってくるのです。

アーユルヴェーダを取り入れ始めたころは「好転反応」「毒出し」といって不快な症状が現れる
かもしれません。
湿疹、下痢、体調がだるい‥といったことが出てくるかもしれませんが、そこを乗り越えることができると、私たちの体に備わっている生きる活力が蘇ってきてクリーンな状態を保とうとします。
病気知らずな健康体になるためには体内の環境をキレイにしてデトックスを促し、自然治癒力を
高めることがアーユルヴェーダの知恵なのです。

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