【紫外線】肌の老化を促進してしまう紫外線の基礎知識と対策を知ろう

紫外線‥その言葉を聞くとまず良いイメージはありません。
私たち人間の皮膚を黒くしたり、最悪の場合は病気を引きおこす原因になることもあります。
紫外線が皮膚がんや肌の老化と深く関係していることはもう常識です。
特に若い頃に「紫外線対策」を怠ったひとは30代に入ってくると紫外線対策をサボってしまったしわ寄せが肌に出てきていませんか?
実は紫外線は夏だけでなく一年中地上へと降り注いでいます。
降り注ぐ量に多少の幅はありますが夏だけ紫外線対策を行えばいい。という考えは捨てたほうが
これからのアンチエイジングに大きく関わってくるでしょう。

女性ならば誰しもが「美しく年齢を重ねたい」という思いを抱えています。
美しく年齢を重ねたいのなら紫外線の基礎知識と正しい紫外線対策を知っておくことが美肌を保つ秘訣になります。
【美魔女】の道を行くのか
【普通のおばさん】の道に行くのか‥

これからどんどんと暑くなっていきます。肌を多く外に露出する前に今一度紫外線のお勉強をしておきませんか?

そもそも紫外線って一体なに?

私たちの肌から透明感がなくなりくすみが出てきたり、シミが新しく出てきたり元々あるシミや
そばかすが濃くなったり、ほうれい線やシワが刻み込まれてきたりと見た目年齢を大きく左右しているのが「素肌」の状態にあります。
その素肌をより早く老化へと進めてしまうのが太陽から常に注がれている「紫外線」です。
紫外線対策をするのは暑い夏だけ。という人が結構多くみられますが紫外線対策は暑い夏だけ
でなく一年中行うことが正しい紫外線対策の基本なんです。

そもそも紫外線とはUVAとUVB、UVCの3つの太陽光線で成り立っています。
とくにUVAとUVBは私たちの肌に悪影響を与えることがわかっています。
これらの光線を防いでくれる役目なのが日焼け止めや、日焼け止め入りの化粧下地なのです。
冬は紫外線が降り注ぐ量が少なくなるからと日焼け止めや日焼け止め入り化粧下地を使用しないでいると春先辺りから肌に疲れが見えてきたり、くすみを感じやすくなってきてしまいます。
最悪の場合は肌色がワントーン暗くみえることもあります。
UVAは太陽光線のなかでも波長が長く、肌の奥深くまで入り込むことができるので肌を健やかに
保つコラーゲンを破壊してしまいます。

素肌のハリや弾力を低下させシワやたるみの原因となるのがUVAです。

UVBは日焼けをすると肌が赤くなってしまったり、炎症が起こるのがUVBの影響です。
皮膚がんの原因にもなるのがUVBです。
日焼け止めに記載されているSPFや+の記号はこれらの紫外線を防ぐ時間と強さの程度を
表しています。冬ならSPF15~20程度で十分紫外線を防ぐことができます。
夏は紫外線が降り注ぐ量も多く肌に悪影響を与えやすいので数値の高いSPFを使用することを
オススメします。
日常生活程度ならSPF30程度で十分ですが、レジャーの場合はSPF50をオススメします。

365日どこでも紫外線に気をつけることが30代以降もツヤのある健やかな肌をキープする秘訣といえます。紫外線は条件によって降り注ぐ量は変わってきますが、季節や天候に関係なく紫外線を防ぐ対策は必ず行うようにしましょう。
紫外線は春先から増え始めて5月~6月頃には真夏と同じ量になります。

紫外線が肌へ及ぼす影響とは?

実は肌の老化の80%は紫外線が原因と言われています。
每日の紫外線対策がこれからの肌の老化の進み具合を大きく左右することが分かったと思います。
そこで紫外線が肌へどのような影響を及ぼすのか見ていきましょう。

シミ

肌が紫外線を浴びてしまうと皮膚の中に【メラニン】という物質が蓄積されていきます。
メラニンが蓄積されていくとその部分だけが黒く濃く見えてきます。
それが【シミ】です。そして日焼けのメカニズムでもあります。

肌の新陳代謝(ターンオーバー)が正常な状態ならば蓄積されたメラニンは肌の表面へと
押し出されていくので自然と剥がれ落ちるようになりますが、長い間紫外線対策をしていなくて肌の内部にメラニンが過剰に作り続けられてしまう肌環境のままだったり、肌のターンオーバーが
乱れているとメラニンが外に押し出されることなく皮膚の内側に蓄積・定着されてしまいシミと
なってしまいます。
シミが一度できてしまうと完全に消すことはできません。
完全に消すとなると医療の力に頼ることになるでしょう。スキンケアの方法や商品によってはシミを薄くすることは可能ですが完全になくすことはできないのです。
だからこそ普段から肌を紫外線から守りシミを作らないようなスキンケアや対策が大切になって
きます。
そしてシミができやすくなるような習慣がないか見直してみましょう。

シワ、たるみ

女性の肌の悩み上位の常連でもある「シワ・たるみ」ですが、シワやたるみを引き起こす原因が
加齢ともう一つあります。それが「紫外線」です。

肌の老化の8割は紫外線が原因なので顔が老けて見えてしまうシワやたるみも引き起こして
しまいます。肌が紫外線に当たり続けることによって皮膚のハリや弾力を保つ働きのある
コラーゲンやエラスチンが減少していきます。

加齢にともない減少していってしまうものなのですが、紫外線を浴びるとさらに減少を加速させてしまうのです。コラーゲンやエラスチン減ってしまうと肌のハリや弾力を保てたくなるので
重力の力に逆らうことができずに皮膚の重さと一緒に下へと垂れ下がっていってしまうのです。
「ブルドック顔」のような顔になってしまうことも。
実年齢よりもプラス5歳~10歳ほど年上に見られてしまう可能性も出てきてしまいます。
30代を超えても20代の頃と同じ肌感覚の人がいますが、確実にシミやシワ、たるみなどが多少なりとも出てきます。早いうちにケアをすることと紫外線から肌を守ることが綺麗な肌の持ち主でいることの最低条件なのです。

肌荒れ・乾燥

紫外線を浴びると肌荒れを起こすことがあります。
それは紫外線によって肌が「乾燥」してしまうことが理由です。
上記でもご説明しましたが、肌が紫外線に当たり続けることによって皮膚のハリや弾力を保つ働きのあるコラーゲンやエラスチンが減少していきます。

コラーゲンやエラスチン減ってしまうと肌のハリや弾力を保てたくなるということは皮膚の内部にある潤い(水分)も蒸発してしまうのです。
乾燥している肌はとても繊細で外的要因の影響を受けやすくなります。
それが紫外線や花粉、ハウスダストなどに肌が反応してしまい肌荒れを起こすようになってしまうのです。また乾燥している肌は日焼けをしやすいです。
生魚と干物ならどちらが早く焼き上がるかを想像してもらったら分かりやすいと思います。
水分が肌の内部に少ない状態だと紫外線の影響をダイレクトに受けやすくなってしまいます。
日頃から紫外線対策を忘れずに取り入れることと、肌に必要な栄養をスキンケア用品で内部まで
届けてあげることが【普通のおばさん】ではなく【美魔女】への大事なステップになることは
間違いないです。

紫外線から健やかな肌を守るには日焼け止めは絶対!

いつまでも綺麗な肌でい続けるためには「紫外線対策」は絶対に外せません。
シミやシワ、たるみのあるブルドック顔には誰もなりたくないですよね。
紫外線対策といえば、

①日焼け止め
②日傘・つばの広い帽子
③紫外線カットのサングラス・メガネ

この3つが基本中の基本の紫外線対策になります。
日焼け止めは肌に直接のせてカットするので一番大切な紫外線対策だといえます。

日焼け止めを顔に塗るときは500円玉大の大きさの量を塗ることが基本になります。
少ない量だと紫外線をカットする効果を発揮することができないんです。
そして日焼け止めを塗ったらこまめに塗り直すことが日焼け止めの効果を体感するコツに
なります。汗をかいたり、服と顔が触れたりするだけでも日焼け止め効果は落ちていって
しまいます。特に外にいるとき(海や山ならなおさら!)は二時間おきに塗り直しましょう。

目も紫外線対策が必要!

意外なのが紫外線は目からも入ってきます。
目が紫外線を浴びると黒くなったりすることはありませんが、角膜や水晶体などが紫外線の影響を受けてさまざまなトラブルが出てきます。
目の充血・ドライアイ・涙目・異物感があるといった症状が出てきやすくなります。
これらが【目の日焼けの症状】です。
筆者も昔、肌の紫外線対策はバッチリしていたけれど紫外線カットをしているサングラスやメガネをしていなくて目が炎症を起こして酷い充血になったことがあります。
そして常に涙目になってしまい病院へ行ったことがあります。

意外と知られていないのが目が日焼けをすると肌も黒くなることをご存知でしょうか。
目の角膜が紫外線を吸収すると脳が司令塔として「メラニンを作れ!」と身体に指示を
出すのです。肌を紫外線から守っていても目が無防備な状態だと紫外線対策をした努力の効果が
落ちてしまいます。
なので紫外線が降り注ぐ日中に外へ出かけるときは「紫外線カット加工のサングラス」を着用するようにしましょう。
今はサングラスだけでなく透明タイプのメガネも紫外線カット加工されている商品も多いので
サングラスが苦手という人はメガネで対応すると良いでしょう。

まとめ

肌の老化を促進してしまう【紫外線】紫外線の基礎知識と対策を知ろう!をテーマにして紫外線の基礎知識や対策をまとめてみましたがいかがでしたか?
日焼け止めを塗っていても量が少ないと紫外線をカットする効果がないという事実は知らない人のほうが多くいるのです。紫外線は春先から右肩上がりに降り注ぐ量が増えていきます。
冬場で約半分の量まで減りますが一年中私たちが暮らしている地上へと降り注いでいます。
SPFの数字の大きさを季節によって、外出する時間の長さによって使い分けることをオススメ
します。そして日焼け止めの一回で使う目安となる量は500円玉大なことを忘れないように
しましょう。
いつまでも健やかで綺麗な肌でいるために紫外線から美しい肌を守りましょう。