女性のメイクは人生を豊かにするツールのようなもの。
メイクの方法1つで女性の顔の印象は大きく変わってきます。
もともと素肌がキレイな状態の人なら肌に関する悩みなど可愛いものでしょうが、
そうではない人がほとんどなのが現実。メイク道具の中でも肌の悩みをカバーするのに最適なものが「コンシーラー」ですが、コンシーラーを買ったはいいものの使い方がいまいちわからない‥という人のために今回は「コンシーラー」について簡単に解説していきたいと思います♪
コンシーラーを使用する順番や部分使いの方法などをご紹介しちゃいます!
目次
そもそもコンシーラーの役割ってなに?
コンシーラーはお肌のコンプレックスになりがちなところをカバーしてくれるアイテムです。
例えばファンデーションでカバーできなかった肌トラブルをコンシーラーでカバーすることが
できます。(シミやクマ・ニキビ跡など‥)
一般的にコンシーラーはファンデーションよりもカバー力が高いので、顔全体に使用するのでは
なく部分使い用として発売されています。
コンシーラーは肌の悩みをカバーする役目だけでなく、塗った部分を明るくして顔を立体的に
見せてくれる効果もあるので嬉しい「ハイライト」効果もあります。
ファンデーションだけで顔の全てをカバーしようとすると全体的にのっぺりとした印象に
なりがちです。そこで顔の印象をのっぺりとした印象ではなく立体的に見せてくれる働きまで
してくれるのがコンシーラーなのです。
お肌の気になる部分をカバーしてキレイな仕上がりにしてくれるコンシーラーですが、
タイプによって用途や効果が違ってきます。
コンシーラーの種類と種類ごとの特徴をこれから簡単にお伝えしたいと思います。
コンシーラー初心者の人でも分かりやすいようにまとめてみました。
まずは参考程度に気軽に読んでみてください。
スティックタイプ
リップのようなスティック状になっているタイプのコンシーラーです。
他の種類のコンシーラーに比べて固くてしっかりとしているので、大きめのシミやクマなどの
カバーに向いています。固めの質感なのでカバー力は高めです。
他にも頬の赤みやくすみなどの広範囲に使用できます。
指でトントンとなじませるとキレイに仕上げることができます。
ペンシルタイプ
コンシーラーの種類の中でもっとも固いタイプです。唇の輪郭を調整したり小さなシミや小鼻の
キワなどのカバーに向いています。油分が少ないのでピンポイントで扱いやすいタイプの
コンシーラーです。カバー力が高いので厚塗りしすぎると、そこだけ浮いたり目立ったように
見えてしまうので気をつけてください。
リキッドタイプ
柔らかめの質感で伸びもよいのがリキッドタイプです。サラサラと伸びが良いのでカバー力は
低め。保湿成分が配合されていたり目の下のクマや肌の赤み・ほうれい線・小じわなどを抑えたいときなど広い範囲のカバーに向いています。
クリームタイプ
肌への密着度が高く柔らかいテククチャーのコンシーラーです。油分がやや多めなのでツヤ感が
あります。広範囲や凸凹している部分に適しています。
しっかりと肌に密着してくれるので、クマやシミをうまくカバーしてくれます。
コンシーラーを使う順番
コンシーラーを購入したのはいいけれどどのタイミングで肌にのせるべきなのか迷ったことは
ありませんか?ファンデーションの前なのか後なのか‥
コンシーラーを使う順番で基準になるのはどのタイプのファンデーションを使用しているかで
変わってきます。(これも個人差あるので参考程度にお願いします)
リキッドファンデーションを使用している人は、ファンデーションを塗ったあとにコンシーラーを使いましょう。リキッドファンデーションのあとにコンシーラーを塗ったほうが肌になじみやすいので、より自然に肌をキレイに見せてくれます。
パウダータイプのファンデーションを使用している人は、ファンデーションを塗る前に
コンシーラーを使ってください。コンシーラーに含まれている水分がファンデーションのパウダーを吸着してくれるので、肌の欠点を効率よく目立たなくしてくれます。
肌の悩み別‥コンシーラーの使い方
目のクマ
老け顔や疲れ顔に見えてしまう原因といえば「目のクマ」ではないでしょうか。
目の下のクマは大きく3つのタイプに分けられます。
・黒クマ
目の下にくぼみができて、そこに影ができることでクマのように見えるのが黒クマです。
黒クマにはオレンジ系の色をしたコンシーラーを選びましょう。
パール配合のものを使用するとツヤ感がでるのでオススメです。
また、血行を促してあげるためにアイクリームや目の周りのマッサージなどのケアを
取り入れてください。
・茶クマ
皮膚への刺激による色素沈着が原因。小さなシミが集まってできた集合体や古い角質が厚くなってしまうことなどが茶クマ。
茶クマが気になる人はイエロー系、ベージュ系のコンシーラーを選んでください。
また茶クマは色素沈着が原因なので、目元を強くこすったり刺激を与えないように
気をつけましょう。目元の皮膚はとても薄くデリケートなので、紫外線対策も忘れずに!
・青クマ
疲れがたまったときや睡眠不足・血行不良のときに体感しやすい。
これら全て目の周りの毛細血管の血流が滞ることで起こるのが青クマ。
青クマにはオレンジ系のコンシーラーを選ぶようにしましょう。
色が濃い場合はスティックタイプなどのカバー力が強いものを使用すると良いでしょう。
クマの濃さやどの種類なのかによってコンシーラーの色味やテクスチャーなど適したものを
選びましょう。
シミやそばかす
シミやそばかすをカバーしたいときに使用してほしいコンシーラーは、自分の肌の色よりも
少し暗めの色をチョイスすること!
シミやそばかすのように範囲が狭く、色も濃い場合はスティックタイプかペンシルタイプが
オススメです。カバー力も高く塗る範囲が狭いのでピンポイントでカバーすることができます。
隠したい部分にコンシーラーをのせたら指でポンポンと優しくなじませましょう。
シワ
顔にはシワが入りやすい部分がたくさんあります。
目元や口元・鼻の横に大きく入るほうれい線など‥
目元やほうれい線にできた比較的浅いシワであれば、光を集めるタイプのコンシーラーがオススメです。
できればやわらかいテクスチャーのコンシーラーを選ぶようにしてください。
特にほうれい線は影になっていることで目立ちやすいポイントでもあるので、肌の色よりも明るい色を塗るようにしましょう。シワに対して垂直になるように塗り、指でポンポンと優しくなじませてください。
ニキビ・ニキビ跡
メイクをしてもなかなか隠れてくれないのがニキビ跡‥ニキビやニキビ跡には少し濃いめの
ベージュ色か黄色系をチョイスしましょう。赤みが強いニキビ跡にはグリーンカラーのコンシーラーを。
白ニキビにはイエロー系のコンシーラーがオススメです。
まだ赤く可能しているニキビができている場合はコンシーラーに含まれている油分がニキビを刺激してしまう可能性もあるので、使用するときは注意してください。
(できればニキビが治るまでは使用しないのが無難かもしれません)
小鼻や頬の赤み
小鼻の赤みには黄色系やベージュ色がオススメです。
小鼻や頬といった部分は広範囲になるので、広範囲の使用に適しているコンシーラーを
使用しましょう。頬の赤みが強いときにはグリーンのコントロールカラーを薄く使用するのも肌を
キレイにみせてくれます。小鼻は目立ちやすいポイントなので、この部分がキレイに仕上がる
だけで顔の印象がキレイに見えます。
口元
口角は加齢とともにくすんだり、たるみによって影ができやすいポイントでもあります。
口元にコンシーラーを使用することで口元の輪郭を補正してくれる効果があります。
色はベージュ系がオススメ!コンシーラーの色は自分の肌の色よりも少しだけ明るい色を
選びましょう。口元のラインに沿ってカバーすることで唇の形をキレイに仕上げてくれる
だけでなく、リップの色もキレイに見せてくれます。
自分の肌色や状態によって適したコンシーラーは変わってくる
コンシーラーの基本的なことをご説明してきましたが、これらはあくまでも目安だと
思ってください。
ご自分の肌の状態やもともとの肌色によって最適なコンシーラーは変わってきます。
できればメイクは自己流よりも一度プロの人に習いにいくのが一番ベストです。
(パーソナルカラーは特にオススメ。自分に似合う色が分かります。)
元の肌色がブルーベースなのかイエローベースなのかを知っていれば、コンシーラーや
ファンデーションを選ぶときに色味で迷わなくてすみます。そしてメイクをするときの必需品は化粧下地です。
化粧下地にはコンシーラーやファンデーションを肌になじみやすくしてくれる働きがあります。
どんな効果のある化粧下地が良くて、自分の肌の色に似合うコンシーラーとファンデーションが
分かっていれば【メイク難民】を卒業することができます。
今まで一度もプロの人にメイクや肌をみてもらったことがないという人は、薬局やデパートの
化粧品カウンターなどに行って肌の状態をみてもらうと良いかもしれません。
コンシーラーは一度使うと毎日のメイクには欠かせなくなるくらい、お肌の悩みをカバー
してくれる重要なアイテムです。たかがコンシーラー、されどコンシーラー‥
美肌を演出してくれる優秀なメイクアイテムなのです。
まとめ
コンシーラーについて簡単にまとめてみましたがいかがでしたでしょうか。
コンシーラーは目元を大きくキレイに見せるアイメイクや肌全体をカバーするファンデーションと違って、目立つようなアイテムではありません。
ですがコンシーラーを使用している肌の状態と、なしの状態では肌の立体感やツヤ感は全く違ってきます。ファンデーションだけでは肌の悩みをうまくカバーできないという人は、コンシーラーを一度試してみてはいかがでしょうか。