しつこい肌荒れや痒みをともなうカサつきを繰り返してない?【乾燥性敏感肌】が行うべき4条

季節の変わり目になると肌のコンディションが狂ったり、いつも使っていた化粧品が急に合わなくなったり、肌にかゆみを感じることありませんか?
そんなときは乾燥性敏感肌を疑ったほうがいいかもしれません。肌がいつもよりも敏感になってしまっていて、外部からの刺激に弱くなっている可能性があります。

今回は意外と悩んでいる人が多い【乾燥性敏感肌】についてまとめてみました。
乾燥性敏感肌を卒業して、健やかでキレイな肌を取り戻しましょう!

乾燥性敏感肌ってどんな肌のこと?

乾燥性敏感肌とは簡単にいうと、気温や温度などの外的要因の変化によって、肌が乾燥して外側からの刺激に過剰に反応してしまう状態のことを言います。
肌が乾燥していて、とても敏感な状態なので肌が健康的になっているとは言えません。
肌のバリア機能が低下していて、肌に潤いやハリ・ツヤなどが失われているので、肌トラブルを簡単に招いてしまいやすく、ニキビや吹き出物・乾燥によるかゆみなどの症状が肌に現れやすくなります。

乾燥性敏感肌は【肌の保湿力】が足りないということ。肌に必要な【潤い】が足りていないのです。
皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3つの層からできています。一番上にあるのが【表皮】で、日差しや紫外線・ハウスダスト・細菌といったさまざまな外的刺激から守っている役目をしています。
乾燥性敏感肌だけでなく、敏感肌にも関連して言えるのが、表皮の一番外側を覆っている角質層に含まれていなきゃいけない【水分】が何らかの理由で少なくなってしまい、肌のバリア機能が弱まり、過剰に反応してしまうとても敏感な状態になってしまうのです。
乾燥性敏感肌の人が感じやすい症状としては、
肌がヒリヒリとしみる
カサカサ乾燥している
ニキビ・吹き出を繰り返す
かゆくなりやすい
外的刺激に弱い
すぐ赤くなりやすい

こういった症状を体感することが多いようです。

乾燥性敏感肌を招いてしまう一番の原因はまさに「乾燥」です。
空気が乾燥しやすい寒い冬だけでなく、暑い夏はエアコンで室内はとても乾燥しています。
環境要因による乾燥と、カラダの内側からの影響による乾燥が考えられます。
カラダの内側からの影響というのは、適当なスキンケアをしている、もともとアレルギー体質、肌が弱い、ストレスなどが関係してきます。

乾燥性敏感肌はセラミド不足かも!!

美肌を作るうえで大切な存在なのが「セラミド」です。セラミドを聞いたことがある人も、初めて聞いたひともセラミドの働きについて簡単に知っておきませんか?

実は乾燥肌や敏感肌、乾燥性敏感肌の人は肌の潤いを保つ作用のあるセラミドが不足していることが考えられます。
もともとセラミドとは、表皮の一番上にある角質層に存在していて、細胞と細胞の間を埋めるもの。この細胞と細胞の間を埋めるときに水分も一緒に蓄えて肌を保湿してくれる働きがあります。
肌の水分を抱え込んで細胞の間を埋めてくれるので、肌の潤いを保つためにとても重要な存在なことが分かると思います。

実はセラミドは年齢を重ねていくにつれて減少していってしまいます。
セラミドを生み出すピークが赤ん坊の時!だから赤ん坊の肌はとってもキレイなのです。
セラミドは30歳を超えると低下するいっぽう!50代のときには20代の頃の半分にまで減っている状況です。
若い頃は肌が強かったけど、年齢を重ねるにつれて肌が弱くなってきたり、乾燥しやすくなった、シワができやすくなったりしまうのは、セラミド不足が原因かもしれません。

セラミドはスキンケア成分が浸透しやすい角質層にもともと存在しているものなので、セラミドで潤いを補ってあげることができます。
お肌が水分で潤うようになれば、乾燥による痒みや吹き出物・シワなども改善することが可能になるでしょう。
外的要因に敏感に反応していた肌もだんだんと落ち着いてくると思います。

肌が過剰にゆらぐときはセラミドが足りない?!ということが関係しているかもしれません。

肌を乾燥させないために生活の中で簡単にできることは?

日差しや紫外線・ハウスダスト・細菌といったさまざまな外的刺激から守っている私達の肌。
そんな肌を乾燥性敏感肌にさせないためにはどんな習慣や対策があるのか知りたくなりませんか?
わざわざ病院に行かなくても普段の生活の習慣を見直したり、新しい方法を取り入れるだけで肌のコンディションを整えることは可能です。

洗顔を見直す

顔のベタつきやテカリなどを防ぐために洗顔料を使って力強くゴシゴシと洗顔することは絶対にNGです。
肌に負担をかけてしまうので洗顔をするときはよく泡立てた状態にして、きめ細かい泡で優しく洗うように意識しましょう。

また1日に2回洗顔フォームを使って洗顔している人で肌の乾燥や肌トラブルが気になる人は、洗顔フォームを使用して洗顔する方法を夜だけに減らしてみるのも良いかもしれません。
洗顔料は皮脂の洗浄作用が強いので肌の潤いを保つ皮脂までも洗い流している可能性があります。
皮脂が少なすぎても顔の乾燥やテカリといった肌トラブルを招いてしまうことがあります。
洗顔フォームを使用する頻度を1日に1回に抑えるのも顔の皮脂量のバランスを保つ有効な手段です。
夜は皮脂の分泌が昼間に比べて控えめなので、朝はぬるま湯のみでキレイに洗顔するだけでも十分ですよ。
筆者は洗顔料を使用するのは夜だけで、朝は水洗顔にしています。今のところ乾燥とは無縁ですよ。
ご自分のお肌の状態と相談しながら洗顔方法の見直しや方法を変えていってみてください。

洗顔後3分以内の保湿

これは洗顔後だけでなく、入浴をしたあとも同じことが言えるのですが、
洗顔で汚れや余分な皮脂を洗い流したあとは、素早い【保湿】を心がけてください。
なぜなら、洗顔後や入浴後の人間の肌は無防備な状態になっています。
無防備なうえに、かなりの早さで肌に蓄えられている水分が蒸発しやすい環境にあります。

洗顔後のお肌は皮脂が少なく、表面がとても乾燥しやすい状態!
化粧水や美容液をつけずに長時間放置してしまうと、肌の乾燥が悪化してしまい保湿成分が浸透しづらくなってしまうことがあります。
また、洗顔後や入浴後は顔が温められているので、汚れがとれて毛穴が多少開いている状態でもあります。
ということは、肌にとって必要な栄養素や有効成分を吸収しやすい状態なので、時間を置いてからスキンケアをするよりも、早めにとりかかるほうがお肌にとってはとても大切なんです。

肌の水分を補う保湿ケアをするときは、化粧水・乳液・美容液を駆使して、十分な潤いケアをしてあげましょう。特にセラミドが配合されている化粧品がオススメです。セラミドは最強の美容成分といっても過言ではありません!
肌に保湿をするさいは、こすったりせずに優しく肌の上で伸ばしながら、最後にハンドプッシュで肌の内部まで浸透するように押し込んでください。

血行促進

カラダの血行が悪くなると、血液がカラダの中心にある内臓に集中してしまうので、末端まで血液が行き渡らなくなります。
血流を良くすれば、肌も生まれかわりやすくなります。慢性的な血行不良は肌のターンオーバーが乱れてしまい、肌トラブルを招きやすくなってしまいます。肌の新陳代謝を高めるためにも普段の習慣のなかに、血行促進効果のある対策を取り入れてみませんか?
血行を良くする習慣といえば、「入浴」「運動」!


めんどくさいからとお風呂のときにシャワーのみで済ませていたら、健康と美容に良い影響は1つもありません。必ずバスタブに浸かるようにしてください。
カラダの芯から温まることで全身に血液が巡るようになるので、お肌に必要な栄養素も血液の流れにのって隅々まで運ばれるようになります。

そしてその年代も適度な運動を習慣として取り入れることが、健康面にも美容面にもかなり大きなメリットです。
せめて一日に30分から1時間はウォーキングをすること。難しいときは週の半分は軽く汗ばむくらいの運動を取り入れることが大事です。
運動をすると新陳代謝が高まるので、肌細胞の生まれ変わりもスムーズになります。
肌に健康的なツヤが戻ってくるはずです。
ジムに通う時間がなくても、自宅でできるストレッチや通勤時間を使ったウォーキングなどからトライしてみることをオススメします。

UVカット

紫外線が人間のカラダに悪影響なのは誰しも知っている事実ですが、シミやシワだけでなく肌の水分量を奪ってしまうのも紫外線なのです。
シミやシワもなく、乾燥肌や敏感肌とは無縁な若々しいエイジレスなツヤ肌を目指すには室内・室外関係なく紫外線対策は欠かせません!
そして日焼け止めを塗るとベタついたり、肌がテカリやすいからといってUV対策を怠るのは絶対に避けてください。
紫外線対策はアンチエイジングの基本ともいえる大切なスキンケアです。
肌が紫外線に当たり続けると皮膚のハリや弾力を保つ働きのあるコラーゲンやエラスチンなどが減少していくことは何度も記事でご紹介してきたと思います。
コラーゲンやエラスチン減ってしまうと肌のハリや弾力を保てたくなるということは皮膚の内部にある潤い(水分)も蒸発してしまうのです。これが乾燥性敏感肌を引き起こす要因の1つです。
肌が乾燥してしまうと肌のバリア機能が低下して外部刺激に弱くなり、肌荒れを引き起こしやすくなってしまいます。

紫外線は室外だけでなく室内にも侵入してきます。朝起きたら軽く洗顔をして、スキンケアをしたら日焼け止めを塗るようにしましょう。レジャーじゃないかぎりは日焼け止めのSPFは数字が低めのもので大丈夫です♪

まとめ

しつこい肌荒れや痒みをともなうカサつきを繰り返しがちな【乾燥性敏感肌】について簡単にまとめてみましたがいかがでしたか?
これからの時期はしっかりと紫外線対策を万全にして、お肌のバリア機能を低下させないように毎日のスキンケアをがんばりましょう。